久しぶりのスクリーン@京都シネマ
キアロスタミの助監督出身のパナヒ監督
パナヒ監督が隠してない隠しカメラで撮るテヘランの街は活気があって
人も多くて
タクシーは基本乗り合いらしく色々なひとが乗り込んでくる
犯罪が多くて軽い罪でも場合によっては見せしめ的にすぐ死刑になるので
犯罪が減るどころか結構な犯罪に遭遇した被害者が
加害者が死刑になるのを避けるために犯罪を表沙汰にせずなき寝入りするというかなりいびつなことになっている
ある人権派の弁護士の女性は弁護士活動を公的に停止されているけどバラの花を持って地下活動を続けている
彼女はリベラル(最近の日本政治の用語でなく)な活動家であるんだけどそんな彼女でさえやはり社会的に最低限活動するには頭に布を被らざるをえない
布一枚だけどその一枚の重さ
でもそれがなければそのへんのヨーロッパ諸国とたいして違いはないように思える
日本に暮してるとヨーロッパ人よりは共感できるやろうなと感じたのは金魚を泉に12:00ジャストに放さないと悪いことが起こるという女性2人組
パナヒ監督はそんな言い伝えを信じる2人を軽んじながらも最低限のヘルプはしたということになっていた
一挙一動にメッセージがあって何度か見ないとダメな映画
また見たい